会社独自の研修は、会社の実情に合ったものとなります。外注の研修は、豊富な知識を有した講師が様々なことを伝えるのですが隅から隅まで役に立つ情報とは限りません。ただ、会社独自の研修は実情に合った内容が組まれるのでほぼ無駄はありません。自分達で研修を考えて実施するのは大変労力を要することですが、メリットも大きいです。 やはり社内の具体的な数字を使えるのが良く、このような社内情報は外部に漏らせないのです。なので、今よりも良い数字を叩き出すには何をするべきかグループになって考えたりプレゼンテーションをします。発表された声に対して、何が良くて何が悪いかを考えるのも成長へと繋がります。これらはなかなか外注の研修ではできません。
知識を付与する為の研修は外注の研修でも可能ですが、どうしても広く浅い研修になりがちです。しかし会社独自の研修では、例えば営業で一番良い成績の社員を講師にすることでより深い話ができます。取引先AにYESと言わせる話術だったり、取引先Bと接する時の注意点などは社内の人間から情報収集しないと分かりません。
そしてベテラン社員を講師にするならば、今の業界で生きていくにはどのようなことを勉強しなければいけないか教えてくれます。何が必要なのかを知ることで、今の自分のレベルや強化しなければいけない部分が見えてくるのです。
多くの自社研修では、自分に不足している部分を記載してどのように改善していくかを書類にまとめたりします。